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福島第1原発  貯水タンク群 更に拡張へ [ニュース]

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3.11での事故から大注目の福島第1原発。


原発反対の国民の声が高まる一方で、実はこの施設、
原発事故後、規模拡大が続いているのです。

これだけ聞くと驚きですよね。


規模拡大にはもちろん理由があるようで、
その主な主旨は廃炉作業。
このために大型の関連施設が続々と新設されているのです。

原発をなくす作業のための、施設肥大化というのも
なんとも面白い話ですね。。。

新設施設は以下の通り。

1)貯水タンク

これは放射能汚染水をためるためのもの。
大きさは直径12m、高さ11m、容量1000t。
その数はなんと940基にも上り、
構内は並べられたタンク群で覆い尽くされれという勢い。
汚染水は1日400t排出されるということで、
このペースだと2日半でタンク1基が満杯になる計算になりますね。。。


2)地下貯水槽

貯水タンクに代わる貯蔵設備が地下貯水槽。
最大で縦60m、横53m、深さ6mの計7基。
しかしこの貯水槽、4月に水漏れトラブルが相次いだらしく、
東京電力は使用を中止したとのことです。
残念ながら無用のたまものに。。。。


3)多核種除去設備

これは汚染水から放射性物質を取り除くためのもの。
大きさは縦横60m、高さ20mで無数のタンクと配管からなります。


4)貯蔵プールに代わり使用済み燃料を保管するための乾式キャスク仮保管設備

これを設置するためには、縦95m、横80mのスペースが必要とされました。
原発敷地はもともと350ヘクタールで、大半が森林だったのですが
事故後は施設の用地を確保するために、敷地全体の6分の1を超す
60ヘクタールの森林伐採が行われたようです。

地下貯水槽の使用中止についてですが、
東電は貯水槽の水をタンクに移すという対策に乗り出したようです。
600基以上のタンクがさらに増設される見通しで、
タンク群はこれからも拡張を続けます。

事故後にその原発を廃炉にするために関連施設が増えるという事態は
チェルノブイリ原発でも見られた現象。


「汚染水が増えている以上、処理施設の増設は仕方がないが、
いつか限界が来るのではないか。
収束どころか施設がどんどん増えるようでは避難者の帰還が遠のく」


との不安の声話も上がっています。
 




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